Bread Rondo ソロプレイレポート
先日、 昨年末に記事を書いたGeminoaを制作されたメーカー様であるDomina Games様より、Blade Rondoシリーズのスピンオフ作品となる『Bread Rondo』が発売されました。 人気ボードゲームシリーズの『まじかる☆ベーカリー』シリーズとのコラボ商品だそうです。
まじかる☆ベーカリーシリーズは持っていないので詳細はわかりませんが、Blade Rondoシリーズは全部持ってるし買っちゃうぞ!
わーい pic.twitter.com/p87MFvxbJs
— とるとさんちょく (@tolt_santyoku) 2021年4月23日
ということで買いました。Blade Rondoのスリーブも一緒に販売されてたので購入!レモニカちゃんかわいいぞ…かわいい…
ブリオッシュちゃんのすっごいかわいいプロモもついてきます!最高! このブリオッシュちゃんを使って対戦したいですね。
うわ〜〜〜ブリオッシュちゃんめっちゃかわええ〜〜〜 pic.twitter.com/pRiNJ4L7sl
— とるとさんちょく (@tolt_santyoku) 2021年4月23日
脱線しましたが、Bread Rondoの話をします。
対戦相手が別売りだったのでこの感染症の流行するご時世ということで、タイトル通りソロルールです。
セットアップ
Bread RondoもBlade Rondoシリーズの例にもれずソロルールがあるため、それに則って進めます。
従来のBlade Rondoシリーズのように「剣の山札」から10枚を取ってそのうち5枚を手札にして、各種パラメータをセットして、《加熱法》と《加護法》を受け取って、 オリジナル要素である「パンの山札」をシャッフルしてまごころチップを…あれ?
この戦いではオーブンでパンを焼いている余裕はありません。
マジ?
パンが焼けない
どうやら、ソロプレイではパンを焼かないようです。パン屋なのにパン焼いちゃだめなの…?
これまでのBlade Rondoシリーズのソロプレイでは、敵カードに記述された一連の行動を検証することで最適な行動パターンを考えるという流れが楽しいものでした。 しかし、そこにランダム性を伴うパンの山札を追加すると、その安定したゲームプレイを損なってしまうということでしょう。
実際、無作為性が大きく増えるパン(《サンドイッチ》*1 )や、明らかに効果の大きさがソロプレイでは違いすぎるもの(《パンゴーレム》と《マフィン》*2 )が存在するため、パンを導入した状態でのバランス取りは難しいと思います。
対人でわいわいプレイするのであればパンの強さに一喜一憂して楽しく遊ぶ事ができると思うので、対人で遊ぶときはパンをたくさん焼きたいですね。
ソロプレイの敵
ソロプレイはBlade Rondoシリーズでおなじみ、イデア戦の形式を取ります。 ただし敵の出現順が決まっていて、5人を順番に倒したらクリア、全部倒せたら追加の2人(Lunatic、Ultimate難易度)に挑戦という形式です。
Blade Rondo(無印)のようにランダムではないため、構築のわからない初心者がいきなり金色のイデアを引いてよくわからず死んだという 体験を防げていますし、敵の数が少ないので覚えてしまえば剣の山札から手札を作るのも簡単になっていくでしょう。
また、最初の5人は難易度としては非常にマイルドです。 Blade Rondo(無印)がベースになったカードはこのカードで勝てと言わんばかりの効果が多いため、 初心者にチュートリアルとして遊んでもらうのにも適した難易度ではないかと思います。
問題はその後のLunatic、Ultimateで、Lunaticはまあまあの難易度なのですが、Ultimateが非常に手強いものとなっています。
難易度Ultimate
難易度Ultimateは攻撃自体は苛烈ではないものの、その常在能力により実質的な体力が90以上あり、アウタードローが前提の難易度となっています。
初期手札である5枚で勝利することは不可能であるため(不可能ですよね?)、いかに効率よくアウタードローを使用するかが重要になります。 コストが余りそうなら全力でアウタードローに回さないと防御できる量が足りなくて押し切られてしまいます。
結果として、アウタードローで引いた防御カードで全力で守りながら《鏡の魔術師 ショコラ》《紺碧の魔法騎士 フラン》《神速の魔術師 アン》のような、これで勝てと書かれているカードで戦うことになると思います。
防御をひたすらに使い、爆発的なダメージで殴りつける戦い方をしても、難易度Ultimateのロールちゃんに勝利したときには満身創痍でした。
アウタードローにある程度のランダム性があるので、リプレイ性を高めるためにもこの難易度だけパンを焼く事を解禁してプレイしてみても面白いかもしれませんね。
所感
12種24枚の中から10枚を引くシステム上似たカードが手札に入りやすく、ソロルールでは非常に強力な《ショコラ》が選択肢に入りやすいため、ソロルールクリアまでの5人までで遊ぶ場合はこればかり選ばないように気をつけたいですね。プレイしてみて最初の5人とLunatic、Ultimateが別枠にされている理由がよくわかりました。
初回プレイ時は《ショコラ》の効果を《舞踏剣》と同一のものだと思っていたので、体力10環境でのあまりの強さに震え上がっていましたが、2回攻撃までしかできなくて安心しました。 Domina様のTwitterに質問している方を見かけてなければ勘違いしたままプレイしているところでした。 《舞踏剣》と勘違いしたままプレイしていてもUltimateをアウタードロー無しで削り切るのは無理でしたが…
ソロルールを遊んだ時点では、Blade Rondoを知っている人には少し物足りないかもしれませんが、知らない人にはBlade Rondoシリーズの入り口として楽しめる作品のように感じました。 Ultimateは歯ごたえがありましたし、プロモはかわいいしで私は満足です。後はパンを焼くだけですね。 このブリオッシュちゃんかわいいな…
おまけ
チャンネルで引数送るとDMに初手を送ってくるbotができたので、これで(同じ製品を持っていれば)リモートでもBlade Rondoシリーズの対戦ができますね! pic.twitter.com/ytMTkGO1A9
— とるとさんちょく (@tolt_santyoku) 2021年4月14日
これは自作の初期カード配布botによってリモートで遊べるようになったBlade Rondo! pic.twitter.com/VR2GwRtaJq
— とるとさんちょく (@tolt_santyoku) 2021年4月26日
こういう事ができるようになりました 試作段階なので凝ったことはしていませんが、気が向いたら公開するかもしれません。